新築の契約前に確認すべき5つのこと|サインする前に待って!後悔しないためのチェックリスト付き

新築工事の支払いタイミングと割合の目安 新築

こんにちは。建築歴20年以上の現場代理人、芯(シン)です。

業者との打ち合わせが進み、いよいよ契約という段階になると、こんな言葉をかけられることがあります。

「今月中に契約していただければ値引きできます!」
「人気の職人さんが埋まってしまうので早めに契約を!」

こういった言葉に焦らされて、内容をよく確認せずに契約してしまう。

現場では、このトラブルが非常に多いです。

はっきり言います。契約書にサインした瞬間から、あなたは法的に拘束されることになります。

「やっぱりやめたい」「業者を変えたい」となっても、契約後のキャンセルには違約金が発生します。場合によっては数百万円になることもあります。

焦る必要はありません。サインする前に、よく考え、必ずこの5つを確認してください。

契約前に確認すべき5つのこと

① 見積もりの内容と契約書の内容が一致しているか

見積もりで提示された内容と、契約書に書かれている内容が完全に一致しているかを必ず確認しましょう。

よくあるトラブルがこれです。

見積もりでは「含まれている」と思っていた工事が、契約書では「別途」扱いになっていた。

打ち合わせを重ねる中で仕様が変わることもあります。その変更が契約書に正しく反映されているかどうか、一行一行、見積もりと契約書を照らし合わせることが大切です。

② 工事範囲が明確に記載されているか

「どこからどこまでが今回の工事に含まれるのか」が契約書に明記されているか確認しましょう。

工事範囲が曖昧だと、こういうことが起きます。

施主「ここも直してほしい」
業者「そこは今回の工事に含まれていません。追加費用になります」

工事範囲は「含まれるもの」だけでなく「含まれないもの」も確認してください。

外構工事・地盤改良・照明器具・カーテンレールなど、別途になりやすい項目は特に注意が必要です。

③ 工期(着工日・完成日)が明記されているか

「いつ着工していつ完成するか」が契約書にはっきり書かれているか確認しましょう。

工期が明記されていないと、完成が大幅に遅れても業者に責任を問いにくくなります。

「だいたい〇ヶ月くらい」という口約束は絶対にNGです。

また、工期が遅れた場合の対応(遅延損害金など)についても確認しておくと安心です。

④ 支払い条件・支払いタイミングが明確か

新築工事の支払いは一般的に以下の3回に分けて行われます。

  • 契約時:総額の10〜30%
  • 上棟時:総額の30〜40%
  • 引き渡し時:残りの全額

契約時に全額を要求する業者は要注意です。

着工前に多額のお金を支払うと、万が一業者が倒産した場合に取り戻せないリスクがあります。支払いのタイミングと金額が契約書に明記されているか必ず確認しましょう。

⑤ 保証内容・アフターサービスが明記されているか

新築住宅は法律で**10年間の瑕疵担保責任が義務付けられています。**ただし、それだけでは不十分です。以下の点も書面で確認しましょう。

  • 保証の対象範囲はどこまでか
  • 保証期間は何年か
  • 保証対応の窓口はどこか
  • 定期点検のスケジュールはあるか

口頭での約束は、後から「言った・言わない」になります。すべて書面で確認することが大切です。

新築工事の支払いタイミングと割合の目安

契約時のその他の注意点

クーリングオフを知っておこう

訪問販売などで契約した場合、契約書を受け取った日から8日以内であればクーリングオフ(無条件解約)ができます。

ただし、工務店やハウスメーカーの事務所・ショールームで契約した場合はクーリングオフの対象外になることが多いので注意が必要です。

印鑑を押す前に第三者に相談する

不安な点がある場合は、サインする前に住宅に詳しい第三者に相談することをおすすめします。

各都道府県の**「住まいの相談窓口」や「建築士会」**では無料相談を受け付けているところもあります。

「相談してから決めます」と言える業者が、信頼できる業者です。

この一言を嫌がる業者とは、契約しない方が賢明かもしれません。

契約前チェックリスト

  • 見積もりと契約書の内容が一致している
  • 工事範囲(含まれるもの・含まれないもの)が明確に記載されている
  • 着工日・完成日が明記されている
  • 支払い条件・タイミングが明確になっている
  • 保証内容・アフターサービスが書面で確認できる
  • 契約時に全額支払いを求められていない
  • 不明な点を担当者に質問して納得できた

全てチェックできてから、はじめてサインしましょう。

まとめ

契約は家づくりの中で最も重要な場面の一つです。

「焦らない・急かされない・納得してからサインする」

この3つを必ず守ってください。

どんなに信頼できそうな業者でも、契約書の内容確認は絶対に省いてはいけません。

本当に良い業者は、施主がしっかり確認することを歓迎します。
急かしてくる業者ほど、立ち止まって考えてください。

契約が済んだら、次は「着工前の話し合い」です。現場監督と良い関係を作ることが、家づくり成功のカギになります。詳しくは次の記事で解説します。


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建築歴20年以上・現場代理人歴10数年の芯(シン)が、現場のリアルをわかりやすくお伝えしています。

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